| TOP » 地質/地下水調査機器 » 調査員携行機器・工具 » ジオライトコンパス |
(金属製クリノメータは本製品に付属しません。)
(下段3枚の図はクリックで拡大図が開きます。)
地質踏査・現場調査に必須の、クリノメーター(地層の走向・傾斜を測定するための調査工具)です。
従来のブラントンコンパス(Brunton® Geo™ Transit)の精度をできるだけそのままに、小型・軽量化されたモデルです。
地質踏査専用に、造られているものです。
オリエンテーリング用コンパスを転用しているものとは違い、専用品として設計・製造されているものです。
形状は、ベースプレート型のコンパス(透明樹脂板の上に方位磁石と角度計測器が載っているもの)です。
磁針は、オイル封入により揺れが少なく、かつ、ネオジム磁石で造られているため、素早く、安定した精度の良い方位の測定が可能です。
また、軽いため容易に保持ができ、フィールドの地質屋にとって最適なモデルです。
上の写真で比較している金属製クリノメータの重さは約250グラムで、このジオライトコンパスは約70グラムです。
本製品は軽く小さいことから、従来の金属製のもののように、クリノメーターを腰のベルトに装着する必要が無いご利用が、可能となります。
ヒンジ中央部に、首などから下げて吊して持ち運びができる紐が付いています。
首に掛けた紐と、胸ポケット等に収納することで、植物密生地での紛失や、誤って落下させることなく御利用いただくことができます。
磁針部分はオイル封入されているため、仮に水へ落としてしまったとしても、コンパスの部分に水が入ることはなく、そのまま踏査を継続することができます。
従来の地質調査用クリノメーターとは異なり、ガラスが使われておりませんので、落下等くらいの衝撃では壊れる心配はありません。ただし、樹脂製ですので傷が付く恐れはあります。
初心者にも使いやすく、地質学を学ぶ学生から、踏査のプロフェッショナルまで、地質屋(Geologist)の皆様にお薦めできるモデルとなっています。
方位表示にはEWの表示はなく、走向(方位)は、360度(表示は反時計回りに数値が増加する地質調査用の直読式)で読み取る方式(Azimuth system)となっています。このため、東西を読み間違えることが無いほか、右手ルール(RHR:Right-Hand Rule)で測定した場合は、GISや三次元解析ソフト等へ、読み取った数値をそのまま入力することができることに加え、地層の傾斜方向も間違えることがなくなります。
このジオライトは地質調査用のコンパス(クリノメーター)ですので、方位を正確に読みとることができるように、オリエンテーリング用のコンパスとは違い、磁針の先端が細くなっており、磁針の直下に方位が書かれています。

« 360度表示(Azimuth system)のクリノコンパスを用いた走向の計測方法 »
地層の走向を読み取る際には、右手ルール(右手の法則、Right-hand rule convention、通称RHR)で読みとります。右手ルールはとても簡単です。まず、右手を開いて、指は閉じた状態で、地層の傾斜面に当てます。この際、右手中指は、地層の傾斜を測定する際に、クリノメーターを当てる線上(走向を測定する線と直交、又は傾斜面に水を垂らしたときに落ちる方向)に合わせ、指の先は傾斜が落ちている方向とします。そして、親指だけを開き(中指と直角)親指の指し示す方向を覚えておきます。右手を地層から離します。クリノコンパスの0度を、親指が指し示した方向に向けてクリノコンパスを地層にあて、北の磁針が指し示す方角(走向)を、360度表示板が示す数値のとおり読み取り、走向として記載します。この右手の法則で走向を読み取ることにより、傾斜は常に「走向+90度(走向の角度に90度を加えた方角)」となります。したがって、傾斜の方向を確認・記載する必要がなくなり、傾斜の記載を間違えなくなります。GISソフトでも、この右手ルールによる走向・傾斜データ形式が標準になりつつあります。
右手ルールについては、「走向の方向を向いたとき、地層はあなたの右側に傾斜している。」と簡単に説明される場合もあります。ここで走向の方向とは、クリノコンパスの0度の方向(右の写真では親指が指す方向)です。
なお、世界的には、360度表示(Azimuth system)による右手ルールに基づく測定と記載が共通化・標準化されつつあり、走向傾斜の記載においても右手ルールによる記載方法が共通化・標準化されつつあります。GISソフトや三次元解析ソフト等の利用において相性が良いことに加え、測定時の記載の誤り防止の点によるものです。360度表示(Azimuth system)を用いた場合の走向傾斜の記載方法については、このページ最下部の「当製品にかかる関連情報」に記載しています。当機を御利用なさる場合は、この記載方法を用いることもあろうかと思います。ご参考までに、ご一読くださればと思います。
本機は、偏角の表示補正が、簡単に、工具無しで設定できます。
この機能は、偏角の補正用の機能ですが、360度自由に設定できますので、コンパスの0度表示を、測定者が使いやすい方向に合わせるためにも使うことができます。すなわち、コンパスの0度表示を、ベースプレートの長軸方向のどちら側でも、必要があれば短軸方向にでも、変更することができます。
国内で利用されている2つ折りタイプの鏡付きクリノメーターの場合、鏡側(ヒンジ側)がS極、その反対側にN極と印字されており、動かすことはできません。このジオライトコンパスは、文字盤を自由に360度動かすことができます。
また、このページの下部に書いてありますが、近年、測定が行われるようになってきた、「 傾斜方位 / 傾斜角 」の測定方法においても、あらかじめ90度加えた(時計回りに回転させておく)表示も、対応可能となっています。
この方向角の文字盤を動かす機能は、容易に回転しないように固くなっていますので、通常の作業時において変動することが無いように造られています。
なお、方向角の表示を任意の角度に回転させたとしても、傾斜角を測定する際に使用するコンパス内部の角度表示は、本体自体に固定されていますので、動きません。よって、正確に傾斜の測定を行うことができます。
« 偏角補正の操作方法 »
1)コンパスの中心部分に対し、表側は親指で、裏側は人差し指(裏側には、コンパスの中心部分に小さな突起がありますので、ここを人差し指で抑える)で、強く挟みます。
2)2つの指で挟んで掴んだコンパス部分のみを、ゆっくりと回転させることで、表示されている方向角を、360度自由に回転させることができます。
(コンパスの周りの黒いリングは使用しません。このリングは固定されています。)
本機には、地層の走向・傾斜の測定機能以外に、以下の機能を内蔵しています。
・水準器
・左右2カ所のヒンジ部端(蓋と本体のベースプレートの接続部の端)に分度器:水平0度、垂直90度、5度刻み
・本体を覆う蓋:ガラス繊維入りナイロン製で、長期にわたりコンパスを保護します
・正確な方位測定をするための鏡(蓋の内側に内蔵、中心線入り)
・簡易的に地図の拡大ができるレンズ
・ベースプレートに分度器:走向を、測定したその現場で、地図上に走向をプロットできます(この分度器は時計回り表示です。)。ベースプレートは透明で、コンパスの中心部がこの分度器の中心となっています。コンパス中心点の周囲に十字の線が描かれており、地図上に載せ、走向を測定した地点を中心に合わせ、ベースプレートを測定した走向に合わせ、走向線を記載します。
![]()
価格:
価格は一覧表をご覧下さい 商品番号:12-CM-0005(1個)
この製品のご注文またはお問い合わせは当社まで

更新日:2022年8月28日
Copyright (C) 2025, インターブルー・テクノ機器販売, All Rights Reserved.