大気環境調査

大気汚染調査は調査対象場所、対象物質とその濃度など様々な状況のなかで、精度の高い測定を行うことは大変なことです。当社では「有害大気汚染物質 測定の実際」に準じて調査を実施し、そのための機材をお届けいたします。

◆試料採取
大気環境調査は数ある大気試料捕集方法の選択が問題となります。
(1)容器採取法 それぞれ長所(○)短所(×)を考慮し、選択する必要があります。
キャニスター
真空瓶
テドラーバッグ
[キャニスター]
[真空瓶]
[テドラーバッグ]
○長時間の平均濃度測定
○試料の変性が少ない
×洗浄に手間がかかる
×試料取り出し時に、分析試料が希釈される。常圧に戻す手間
○簡便。使用方法が容易
○洗浄が容易
×破損、割れる
×試料取り出し時に、分析試料が希釈される。常圧に戻す手間
○採取試料の直接分析
○運搬に便利
×吸着が起こり易い
×破損、破れる
(2)固体吸着・溶媒抽出法
カーボンモレキュラーシーブ カーボンモレキュラーシーブ(Carbosieve S-V)
ORBO91(Supelco)
二硫化炭素による抽出 /td>
(3)固体吸着・加熱脱離導入法
カーボンモレキュラーシーブ
カーボンモレキュラーシーブ(Carboxen1000)
グラファイトカーボン(Carbopack B)
ヒーターによる急速加熱器使用
上記吸着管は数ある種類の中の一例です。採取対象物質、分析装置に合わせて最適な吸着管を選択しなければなりません。大気試料のほとんどは極めて希薄ですので濃縮が必要となります。
濃縮管での再濃縮、或いはカラムの一部を液体窒素などの冷媒を使用してコールドトラップ方式で濃縮します。
大気分析システム
濃縮トラップGC-PID/FID/DELCDシステム

<構成>
●SRI 8610C GC本体
●デュアルトラップTO-14大気濃縮ユニット
●電子ガス圧制御(EPC)
●検出器・FID-DELCD・PID
●大気吸引ポンプ
●エアーコンプレッサー内蔵
●60mキャピラリーカラム
●PeakSimpleソフト 装置制御・データー処理ソフトシステム
<オプション>
●オンライン自動連続分析システム

SRI 8610C GCに濃縮機能を装備したシステムです。
大気調査の場合は時刻に左右される濃度変化を確実に把握するため、連続自動測定が必要となります。
オンサイト調査
沿道排気ガス調査
[沿道排気ガス調査] [沿道排気ガス調査 ラボカー内部]
GC-MSラボカー
タンカー沈没現場における大気汚染調査
[タンカー沈没現場における大気汚染調査]
全自動連続分析システムのダイアグラム
全自動連続分析システムのダイアグラム
全自動連続分析システムのデーター
全自動連続分析システムのデーター